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相続手続きに必須の「戸籍謄本」、どこまで集める?取得方法と読み方を徹底解説

目次

はじめに:相続の第一歩、「戸籍集め」で悩んでいませんか?

ご家族が亡くなられ、相続手続きを進めようとした時、金融機関や法務局など、あらゆる窓口で「亡くなられた方の、出生から死亡までの戸籍をすべて揃えてください」と言われ、途方に暮れてしまった、というお話をよくお伺いします。

「戸籍謄本なら、一枚取ればいいのでは?」

「出生から死亡まで、とは一体どういう意味なのだろう?」

普段見慣れない書類だからこそ、その言葉の意味や作業の全体像が掴めず、大きなご負担に感じられるのは当然のことでございます。

ご安心ください。戸籍謄本の収集は、手順さえ理解すれば、一つひとつ着実に進めることができる作業です。

この記事では、相続手続きの専門家である私たちが、
「なぜ戸籍が必要なのか」
「どこまで、誰の分を集めるのか」
「どうやって集めるのか」
そして「読み方のポイント」まで、丁寧に解説してまいります。

1. なぜ「出生から死亡まで」の戸籍が必須なのでしょうか?

相続手続きにおいて、戸籍謄本が最も重要視される理由。それは、「法律上の相続人を一人も漏れなく確定させるため」です。

遺産の分割は、法律で定められた相続人(法定相続人)が全員参加して行わなければ、法的に無効となってしまいます。

現在の戸籍謄本だけでは、例えば、

  • 過去の結婚で生まれたお子様
  • 養子縁組をしたお子様
  • 認知したお子様

    などの存在が分からない場合がございます。

そのため、亡くなられた方の「生まれてから亡くなるまで」の全ての戸籍を遡って確認し、「相続人は、ここに記載されているメンバーで全員です」ということを公的に証明する必要があるのです。この一連の戸籍が揃って初めて、銀行は預金の解約に応じてくれ、法務局は不動産の名義変更を受け付けてくれます。

2. どこまで?誰の分?集めるべき戸籍謄本の範囲

集めるべき戸籍は、大きく分けて2種類ございます。

  1. 亡くなられた方(被相続人)の戸籍
  • 【範囲】出生から死亡までの、連続した全ての戸籍謄本
  • 【種類】:戸籍謄本だけでなく、古い形式の「除籍謄本」「改製原戸籍謄本(かいせいげんこせきとうほん)」も含まれます。これらをまとめて「戸籍謄本等」と呼びます。
  1. 相続人全員の戸籍
  • 【範囲】現在の戸籍謄本(相続が発生した日以降に取得したもの)
  • 【備考】:相続人の方がご存命であることを証明するために必要です。

3. 【実践編】戸籍謄本等の集め方 4ステップ

戸籍は、その方の「本籍地」の市区町村役場でしか取得できません。住所地とは異なる場合がございますので、ご注意ください。

ステップ1:最新の戸籍(死亡の記載があるもの)を取得する

まずは、亡くなられた方の最後の本籍地の役所で、死亡の記載がある戸籍謄本(または除籍謄本)を取得します。

ステップ2:一つ前の本籍地を読み解く

取得した戸籍には、その戸籍が作られる「一つ前の本籍地」がどこであったかが記載されています。「従前戸籍(じゅうぜんこせき)」という欄を探してください。そこに書かれている地名が、次に請求すべき役所のヒントです。

ステップ3:一つ前の本籍地の役所へ請求する

ステップ2で判明した本籍地の役所へ、一つ古い戸籍を請求します。これを、戸籍が「出生」の記載まで遡れるまで、繰り返し行います。

ステップ4:出生時の戸籍にたどり着くまで繰り返す

転籍や結婚を繰り返している方の場合、この作業を何度も行う必要があります。根気のいる作業ですが、これで「出生から死亡まで」の戸籍が一本の鎖のようにつながります。

取得方法

  • 窓口での請求:本籍地の役所へ直接出向いて請求します。
  • 郵送での請求:遠方の役所の場合は、郵送で請求します。各役所のウェブサイトで請求書をダウンロードし、手数料分の「定額小為替」や返信用封筒などを同封して申請します。

4. 難解な戸籍謄本の読み方・チェックポイント

古い「改製原戸籍謄本」などは手書きで、達筆な草書体で書かれていることもあり、解読が非常に困難な場合がございます。ご自身でチェックされる際の、最低限のポイントをご紹介します。

  • 戸籍の「つながり」を確認する
    新しい戸籍の「作られた日(編製日)」と、古い戸籍の「なくなった日(消除日)」の日付につながりがあるか、空白の期間がないかを確認します。
  • 相続人を確認する
    「父」「母」の氏名、そして「子」の欄をよく見て、ご自身の知らない相続人がいないかを確認します。特に「養子」や「認知」といった記載には注意が必要です。
  • 「除籍」「死亡」の記載を確認する
    既に亡くなられているお子様がいないかなど、相続人から除外される方の情報も確認します。

まとめ:時間と労力がかかる戸籍収集は、専門家にお任せください

ここまで戸籍謄本の収集方法と読み方をご説明してまいりました。

「思ったより、ずっと大変そうだ…」

そう感じられた方も少なくないかと存じます。

実際、本籍地が全国に点在している場合、すべての戸籍を集めるのに1ヶ月以上かかることも珍しくありません。また、古い戸籍の解読には専門的な知識が必要な場面もございます。

私たち「つなぐ山形相続センター」では、この最も煩雑で時間のかかる戸籍収集の作業を、皆様に代わって全て代行することが可能です。専門家である私たちが代行することで、

  • 時間と手間を大幅に削減できる
  • 読み間違いや収集漏れのリスクがなくなる
  • 相続人を正確に確定し、その後の手続きをスムーズに進められる

といった大きなメリットがございます。

相続手続きの第一歩でつまずいてしまい、ご不安な日々をお過ごしになる前に、ぜひ一度、私たちの無料相談をご利用ください。戸籍収集だけのご依頼も喜んで承ります。皆様のご負担を少しでも軽くすることが、私たちの使命です。

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